これだけは押さえておきたい~困った!を防ぐためのメンテナンス~

「クルマのメンテナンス?何を見ていいのわからないし、そんなに故障なんて起きないから大丈夫だよ」という方も要チェック!
難しいプロの技ではなく、クルマ初心者の方でも分かる簡単なチェックポイントをご紹介します。愛車のコンディションを保つために、まずは点検してみませんか?

クルマの血液!オイルチェック

オイルが減る、交換をしないとどうなる?

オイルは「クルマの血液」と言われる程で、クルマの“健康”のために欠かせません。オイルは、金属と金属の間に入り込んで膜を作り、エンジンの動きを滑らかにしたり、2,000~3,000℃にまで達するエンジン内の熱を吸収してピストンが溶けるのを防いだり、エンジン内部にできる燃えカスやホコリを浄化したりと、いろんな役割があります。 そんなオイルは、働きながらもシリンダ内での蒸発や燃焼で減少し、また、洗い流した不純物が溶け込んで劣化もしていきます。だから、オイルが少なかったり汚れたままで走っていると、エンジンへの負担が増してクルマの寿命を縮めたり、オーバーヒートなどエンジントラブルが起きたりします。

エンジンオイルの交換時期

エンジンオイルの交換時期は、クルマの種類や使用状況によって異なりますのが、一般的な目安としては、エンジンオイルの交換時期は走行距離3,000km~5,000km毎又は6ヶ月毎で交換すれば、エンジンは確実に保護されエンジン寿命も長くなります。 エンジンオイル交換時には、同時にオイルフィルターを交換することも必要です。エンジンオイルに混入した不純物を取り除く役目を持つフィルターは、長期間使っているとオイル内の不純物を除去できなくなり、オイルの性能低下が早まるだけでなく、フィルター自体が詰まってしまいます。こちらの交換の目安はオイル交換2回ごとに1回というのが基本です。

クルマを支える一番大事なパーツ!タイヤ

外傷をチェック“脇”も忘れずに

まずは、キズやひび割れがないか確認します。小さい傷でも走るうちに大きくなってしまうので、写真のような傷があったらすぐに交換しましょう。 地面との接地部分だけでなく、サイドウォールも忘れず点検してください。幅寄せなどでこすって傷をつけやすい上、直射日光があたりゴムが劣化しやすいのです。

「スリップサイン」でタイヤの溝をチェック

スリップサインとは、タイヤの摩耗が進んでいることを示すサインです。 乗用車タイヤでは溝の深さが残り1.6mmになると現れ、スリップサインの出たタイヤは雨天時の走行ではスリップしやすく、またハイドロプレーニング現象が発生しやすくなり大変危険ですので、すぐにタイヤ交換する必要があります。そのまま走っていると整備不慮で「法令違反」になるので要注意です。

スタッドレスタイヤは残り溝を定期的に点検しましょう。

スタッドレスタイヤは、溝の深さが50%に減りプラットホームが露出すると冬用タイヤとしては使用できなくなります。 プラットホームはタイヤサイド部の4ヶ所(90度間隔)に表示された矢印(↑)が示すトレッド(接地)面の溝内にあります。定期的に点検しましょう。 スタッドレスタイヤの残り溝のチェックは、100円玉を使って簡単に行うことができます。100円玉を溝に差し込んで「1」の字が見えたら、残り溝が半分以下になったことの目安となります。※

クルマの視界を守ります、1年中活躍するワイパー

ワイパーの交換は必要?

ワイパーが痛んでいると、拭きムラなどができてしっかり視界を確保できません。ワイパーもタイヤと同様にゴムでできているので、直射日光の影響で、使っていなくても劣化します。クリアな視界を保つ為にもチェックをしましょう。

ワイパーの交換サイン

異音がしたり、拭き残しがあったりしませんか?ワイパーにヒビなどの劣化があると、当然ながらしっかりふき取れませんそのまま使い続けていると良好な視界が確保できず、大変危険です。また、フロントガラスに発生する微細なスリ傷を防止するためにも定期的な交換をお奨めします。

冬には冬用のワイパーブレードと不凍ウォッシャー液を!

夏用ワイパーを冬期間にそのまま使うと、雪の付着や凍結によって、ワイパーブレードの可動部分が動かなくなったり、金属部のすきまなどに雪が凍りついてダンゴ状になったりしてワイパー機能を果たさなくなり大変危険です。かならず冬期間は冬用ワイパーブレードに交換してください。 もう一つ忘れてはならないのは「ウインドーウォッシャー液」です。 夏の間は、ただの水道水を入れている方も少なくないのではないでしょうか? しかしながら、真冬の北海道では、ウォッシャー液のタンクはもちろん、途中のポンプや噴射ノズルまで凍ってしまい、悪くすれば壊れてしまいます。 寒くなる前に、忘れずに「不凍ウォッシャー液」を入れておきましょう。

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